📄 国際ワークショップ DIMES '25 に論文が採択

Shinano: A Heterogeneous Application-Specific TLB Architecture for Streaming Accelerators

品川研究室の刘 璐豪さん(学部4年生)が第一著者の論文が、2025年10月に開催される国際ワークショップ 3rd Workshop on Disruptive Memory Systems に採択されました。

本論文では、Coyote v2 FPGA シェル を拡張し、FPGA 側の TLB 構成を動的に切り替えることで、アプリケーションのワークロードに応じて TLB を最適化し、性能を向上させるアプローチ Shinano を提案しています。

本研究では、ストリーミングアプリケーションに多く見られる連続した仮想アドレスアクセスを最適化するために、複数の連続ページを1つの TLB エントリで管理できる Stream TLB と、グローバルレジスタ設定によりページサイズを実行時に変更可能にする Dynamic TLB の2つの手法を導入しています。これにより、同等のハードウェア資源を持つ従来のシステムと比べて、最大で4倍のメモリカバレッジを達成しました。

本研究は、刘璐豪さんの留学先である ETH Zurich の Gustavo Alonso 教授 の研究グループとの共同研究であり、留学期間中に行われた成果です。